【買った】BELL MOTO3 vintage(1975~1980)ヘルメットを買った、或いはBELLの歴史とか
@DEUS原宿にて
先日東京へ銭湯遠征へ行ってきた時の話です。
人生で片手で数えるくらいしか訪れたことが無いトーキョーシティー。
せっかくなのでバイクグッズのお店の数件回ってきたのですが、そのうちの一つ、DEUS原宿の話です。
DEUSってお洒落服ブランドの?
たまに街を歩いていると、四角い枠に「DEUS」と書かれたパーカーを着てる子を見かけるのですが、それがこのブランド、「DEUS EX MACHINA」(デウス・エクスマキナ)です。
もともとはサーフィングッズとカスタムバイクを販売するオーストラリアのショップだったんですが、今ではアパレルがバイクもサーフィンもしない人にまで「なんかクール」という感じですっかり定着したブランドになりました。海外でセレブがDEUSのTシャツを着たのも影響があるのかもしれません。
そんなDEUSの原宿に行ったのですが、店内のアパレルフロアはやはり「服を買いに来た」人でごった返していたんですが、その奥にはきちんとサーフィングッズとヴィンテージヘルメットコーナーが。いくらアパレルが売れるとしてもちゃんとお店の根っこの部分「モーターサイクルとサーフィン」を忘れてない感じがとてもよかったです。
一目惚れですわ~
店員さんいわく「今日入荷した」ヴィンテージヘルメットたち。(写真とっときゃ良かった)
特にBELLのヴィンテージ達が多く、その中で完全に心をつかんで離さないヘルメットが。。「いや、俺は東京まできて何でヘルメット買おうとしてるんや」とセルフ突っ込みを入れても気持ちが止まらない。。結局2時間ほど悩んで買っちゃいました。
bellmoto3。snell75。物としてこのヘルメットに一目惚れ。被らなくなっても今後店やることになった時に飾ろ〜。なお何の店をやるかは未定。 pic.twitter.com/0Os9e0qP8c
— ユウキ (@yuuki_srv250r) 2019年2月6日
DEUSのゴーグルと合わせて購入。まぁ、震える値段になりました。
BELLの歴史
まぁバイクの事を知らない人からしたら「なんでこんなボロボロのヘルメットがウン万円すんの!?」ってな感じだとは思うんですが、
BELLっていうのはある意味、今のバイクのフルフェイスヘルメットの原形を作った会社なんです。日本語の情報が少ないのでアメリカのwikipediaから情報を意訳して抜き出してみます。
ベルは1923年に「ベルオートパーツ」としてスタート。名前の由来は創業した地名、カリフォルニア・ベルから。バイクだけではなく車の用品も扱う店だったようです。その後1930年代、後にヘルメットを作るロイ・リクターがベルに入社。その後1945年に彼がベルオートパーツを買収。親友の事故死をきっかけにヘルメットを含めたドライバーの安全のためのグッズの作成に取り掛かります。
そして1968年、世界初のバイク用フルフェイスヘルメット「BELL MOTO STAR」を発売。その後1971年に世界初のオフロード用のフルフェイス「BELL MOTO3」を発売。
アメリカのwikipediaを意訳
てなことで、BELLのヘルメットっていうのは現在に続く「フルフェイス」というデザインの礎のようなメーカーなんですよね。
今回買ったMOTO3は本国では一旦廃番になっていましたが今は復刻され、現在も発売されている定番のロングセラーモデルになっています。
被ってみて
やっぱり現行のヘルメットと比べてはるかにスリムな帽体。
MOTO3は製造された年代、サイズによって帽体(シェル)にかなり差があるそうです。
ヘルメットの内側のSNELL規格シール(アメリカのヘルメットの安全規格)の年式を見ると「SNELL75」。このスネル規格は5年ごとに改定されるのでこのMOTO3は発売初期に作られたヘルメットだったようです。ちなみに初期のヘルメットの方が帽体がスリムだそうです。
ここらへんは名古屋のヘルメットリペアのお店をみて勉強しましょう
もちろん安全性とか言い出すと現行のヘルメットと比べるまでも無いのですが。。。
いずれ怖くなって現行のMOTO3を手に入れそうな匂いがぷんぷんしていますが、男の子が好きな、「本物」を手に入れた感じがしてとても満足している僕でありました。